読書が好きですが、最近、読めていませんでした。他のことが忙しくて。
ですが、昨日から読み始めた本があります。
「しろがねの葉」
石見銀山を舞台に、少女が生きていく様を描いた小説(第168回直木賞受賞作)です。
島根県大田市にある石見銀山遺跡は、世界遺産に登録されています。銀を採掘した際にできた岩穴の道を間歩といい、今でも残っています。
失礼な言い方ですが、広島の厳島神社の大鳥居のように、目立つものでもなく、石見銀山はとても地味なものです。知識がなければ、価値はわかりません。そんな私もその1人です。
学術的に価値を求めるよりも、私のような一般人は、小説から、そこに生きてきた人々を感じ取り、現地へ行って、小説への思いを馳せる方が楽しい気がします。
これを機に、石見銀山がまた賑わうことを願います。